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明るさ「ルーメンとコントラスト比」

プロジェクターを選ぶ時に良く目にするのが「ルーメン(lm)」や「コントラスト比」です。
これらは快適な映画鑑賞をする上で欠かせない指標となります。特に部屋の遮光具合によりかなり影響を受けますので良く考えて選びましょう。

専用のシアタールームのように完全遮光が出来ないリビングなどで使用することを前提とする場合、 ある程度高いルーメン(輝度)とコントラスト比を選びましょう。

『輝度:ルーメン』

ルーメンとは輝度を表す単位で、正確には ANSIルーメン(ANSI=American National Standards Institute)と言います。

プロジェクタのレンズから照射される光の総量(光出力、または光束とも言う)を表す単位なのです。 ルーメンはそのまま計測できるわけでは有りませんので、有る決まった方法で照度計を用いて測定した照度から算出します。 具体的なにはスクリーンを縦3×横3に9分割した各エリアを照らす平均照度(ルクス)を計測し、その照度に映像面積を掛けて算出した値のことです。

ルーメン(lm) = 平均照度(lx) × 映像面積(m2)

※)1ルーメンは1平方メートルの範囲を1ルクスで照らす明るさ

『明度差:コントラスト比』

コントラストとは明度差のことです。 また明度とは明るさを表す単位の一つで、明度100%が白色、0%が黒色を表します。

明度差が大きくとなるとコントラスト比が大きくなり、明るいところはより明るく暗い部分はさらに暗くなり、映像はシャープさ(鮮明さ)を増しますが、 余りやりすぎるとザラザラした感じになってしまい、色調が減少して中間色が失われ目も疲れやすくなります。

逆にコントラスト比を小さくすると明暗の階調が平均化され、滑らかで落ち着いた感じの映像になりますが、 あまり行き過ぎると白がグレーに近くなり、メリハリのないぼやけて不鮮明な映像になってしまいます。



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