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インターレースとプログレッシブ

DVDプレーヤーやハイビジョンテレビなどで「インターレース」「プログレッシブ」という名前を良く聞きますが、 これは何を意味しているのでしょう。

ここでは両者を比較しながら解説します。

『走査線』

DVDプレーヤーから映像を出力したりテレビなどで映像を映し出す時には何万もの画素(一つ一つの点:ドット)を使用します。 これらの画素を間違えず順番に並べる事を走査(スキャン)といいます。 この走査をテレビなどでは左上から順に右端まで並べ、一段下がってまた左から並べて最後の右下で終わるま繰り返します。

この横一列の線のことを走査線と呼びます。

そして走査方式にはインターレース(飛び越し走査)プログレッシブ(順次走査)の2つがあります。

『インターレース(飛び越し走査)方式』

一つの画面を2回に分けて表示する方式です。
走査線を偶数列(トップフィールド)と奇数列(ボトムフィールド)の順番に一列づつ飛ばして表示するため、 動きを滑らかに表現できるメリットがあります。 この特性を生かしてアナログテレビは滑らかな動きを再現するため、このインターレース方式を採用しています。

これらの走査線はそれぞれ59.94Hzで表示しながら合成されているので、画面一枚あたりのフレームレート(1秒当たりに表示する画面数)に換算すると29.97fpsになります。 画質的には2回に分けて表示するため、近くに寄って見てみると縞模様のチラつきを確認できます。 この現象をフリッカーといい、インターレース方式では避けることが出来ません。

インターレースで再生された映像を停止ボタンなどで静止画にするとこの現象をよく確認することが出来ます。

【イメージ】
           スタート          トップフィールド    ボトムフィールド
1 □□□■□□□ □□□■□□□ □□□□■□□
2 □□■□■□□ □□□■□■□ □□□■□■□
3 □■□□□■□ □■□□□■□ □□■□□□■
4 □■■■■■□ □□■■■■■ □□■■■■■
5 □■□□□■□ □■□□□■□ □□■□□□■
6 □■□□□■□ □□■□□□■ □□■□□□■

『プログレッシブ(順次走査)方式』

ひとつの画面を一回の走査で表示する方式です。
走査線は59.94Hzで表示されており、画面一枚あたりのフレームレートも59.94fpsとなるため、 インターレース方式に対して倍の情報量となります。

プログレッシブ方式はインターレース方式にくらべ動きのある映像を滑らかに表現するのはやや苦手ですが、特に静止画像を表現するときその能力は発揮されます。 文字を扱うことが多いパソコンのディスプレイや高度防犯カメラの映像などはフリッカーを防止するためにプログレッシブが採用されています。

ちなみに液晶テレビやプラズマテレビは、インターレースで受信した信号を内部処理ですべてプログレッシブに変換しています。 これをプログレッシブ変換(IP変換)といいます。

なおDVD-Videoの場合、通常は毎秒24コマのプログレッシブ画像に変換して記録されています。よってプログレッシブ再生する際にプレーヤー側で毎秒60コマに変換する処理を行います。 この処理を3-2プルダウンと言います。

【イメージ】
           スタート            走査1回目
1 □□□■□□□ □□□□■□□
2 □□■□■□□ □□□■□■□
3 □■□□□■□ □□■□□□■
4 □■■■■■□ □□■■■■■
5 □■□□□■□ □□■□□□■
6 □■□□□■□ □□■□□□■



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