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サラウンドチャンネル数と部屋のサイズ

最近は6.1ch7.1chとなどの多チャンネルを備えたサラウンドシステムが出てきています。 さらには10.2chの話も聞こえてきます。 THXの権威は最高の音場を作り出すためには300万チャンネル必要で、妥協しても30チャンネルは必要だと言っています。 しかしこれは映画館や製作現場の話です。

では実際に一般家庭で構築するホームシアターに適したサラウンドチャンネル数はいくつのなのでしょうか。 せっかくお金をかけて作っていくのですから失敗したくないのは当たり前。ならばチャンネル数は多いにこしたことは無い?
本当にそうなのでしょうか。

ホームシアターに特化したサラウンドチャンネルついての指南役的なバイブルはほぼ皆無な上、 サラウンドシステムを市場に提供している各AVメーカーは競うようにチャンネル数を増やし、我々一般消費者を困惑させます。 また視聴したくても自分の考えている環境に近い状態で視聴出来るところもなかなか有りません。 結局のところは導入した人からの生の声しか頼る事が出来ないのが現状です。

そこで別の視点から考察するべく、サラウンドチャンネルの歴史を紐解いて見たら色々と解ってきました。 その答えは発祥の地「アメリカ」にありました。

そもそもドルビーの本場アメリカのホームシアターはミニ映画館並みの広さが有るところも珍しくなく、 5.1chでは物足りい実情が有りました。 そこで7.1chが考え出され、THX Ultraに準拠したAVアンプに搭載した事から7.1ch(THX Ultra)と呼ばれるようになりました。 その後もう少しサイズの小さなシアター用に改良したのが6.1ch(THX Select)になります。

因みにそれぞれのチャンネルが要求する部屋のサイズは以下のようです。

『7.1ch(THX Ultra)』

約85立方メートル(約20畳)の空間で使用することを想定している。

『6.1ch(THX Select)』

約57立方メートル(約15畳)の空間で使用することを想定している。

日本での専用ルームは6畳〜12畳が一般的と言われていますので5.1chあれば十分ということになります。 また多チャンネルを再生するには録音されているソフト側も対応していないと意味が有りません。 (一般的なDVD-Videoのほとんどが4chか5.1ch再生ですが最近になって6.1ch対応が市場に出てきています)

Blue-Ray DVDやHD-DVDなど5.1ch以上に対応したメディアが今後増えることを考慮して、配線は7.1ch用に通しておくのは賢い選択かも知れません。 また5.1chとそれ以上のチャンネル数でもAVアンプやスピーカーシステムの値段がそれほど変わらないならば、 無難に多チャンネルを選択するのも良いかも知れません。



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