麻雀で効率よく手を作る上で、塔子(ターツ)をどう生かすかは非常に重要な要素です。 ここでは最も単純な塔子の定義と変化について解説します。
なお両嵌塔子や三嵌塔子などの複合塔子は、基本塔子の複合型となるため、ここでは取り上げません。
まず塔子には以下の四つが有ることを理解します。これらの塔子は最終的に待ちの基本形に繋がりますので、 詳しくは待ちの基本でおさらいしてください。
※対子は塔子であると同時に、七対子の面子であり、雀頭でもあることに注意
塔子の基本的な形を理解した上で、次に塔子の変化についてみてみます。
それぞれの塔子は、面子になる事もあれば、別の形の塔子に変化することもあります。 どの塔子がどの塔子へと変化するかを以下に示します。
面白いことに嵌張塔子は自分を含めた全ての塔子に変化出来る唯一の塔子であることが分かります。 また有効牌が2種8枚と最も多い、両面塔子に変化出来るのは嵌張塔子と対子のみです。 文字で書くと、いまいち変化が把握し難いと思いますので、以下に塔子の変化をまとめた図を示します。
青矢印は“進化”、黒矢印は“変化”を示す。
上図を見ても明らかですが、同じ1種4枚の有効牌を持つ辺張塔子と嵌張塔子。しかしどちらが手作りにおいて有利かと言えば、 間違いなく2種8枚の有効牌を持つ両面塔子に変化出来る嵌張塔子です。
またそれぞれの塔子は、進化出来る面子が限られています。順子の連続系や中抜けで構成される塔子は順子に、 同一牌で構成される対子は刻子へと進化できます。
つまり七対子や三暗刻などの刻子系の役を狙わない限り、受け入れを広く持てる、順子へ進化する塔子の方が、 向聴数(シャンテン数)を減らす牌効率を考えた場合、有利と言うことが分かります。
麻雀で効率よく手を作る上で、塔子(ターツ)をどう生かすかは非常に重要な要素です。 ここでは最も単純な塔子の定義と変化について解説します。
なお両嵌塔子や三嵌塔子などの複合塔子は、基本塔子の複合型となるため、ここでは取り上げません。