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ダブル・ジョパディー

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DOUBLE JEOPARDY

評価 ★★★★★|★
種別 サスペンス
製作年 1996
製作国 アメリカ
配給 United International Pictures
監督 ブルース・ベレスフォード
出演 アシュレイ・ジャッド、トミー・リー・ジョーンズ、 ブルース・グリーンウッド、アナベス・ギッシュ、ロマ・マフィア、ダヴェニア・マクファデン
【ストーリー】

シアトル郊外に住むリビーは、リッチでハンサムな夫・ニック、4歳の愛息・マティと共に満ち足りた幸福な生活を送っていた。ある日ニックが突如姿を消し、残されたリビーに夫殺しの嫌疑がかけられる。ニックには多額の保険金が掛けられていた事、そしていくつもの不利な証拠を理由に、リビーは刑務所に送られてしまう。そんなある日、死んだはずのニックが実はまだ生きており、さらに親友のアンジーがマティを連れて行方不明になっている事が分かる。合衆国憲法修正第5条で定められた二重処罰の禁止(ダブル・ジョパディー)の存在を知ったリビーは、自分を罠にはめた夫への報復を誓う。保護監察官・トラヴィスの執拗な追跡の中、リビーの復讐劇が幕を開ける…。


【レビュー】

奇抜なアイデアもメリハリに欠けて惜しい映画です。

「逃亡者」でアカデミー賞の助演男優賞を獲得したトミー・リー・ジョーンズに、実力派女優のアシュレイ・ジャッドを起用。確かに2人の演技は中々のもので、その実力を遺憾なく発揮しています。「二重処罰の禁止」を題材にしたアイデアも面白く、今までにない斬新な試みで評価できます。

しかしストーリーの本質が、「子供を取り戻す」ことなのか「夫に復習する」ことなのか場面ごとに揺らいでいて一貫性が有りません。また全体的にリアリティに欠けている点が問題でしょうか。リビーを殺人犯に仕立てる状況証拠があのナイフと血痕だけであり、とてもあの量をニックが自分の血で演出したとは考えられないのです。(本当に死んでしまう)そう考えると一部は本物かも知れないが他は別の血となり、このストーリーは成り立たなくなってしまう。だから死体も上がらないのに、誰の血痕かなど一言も触れずに殺人罪になる裁判が、完全に取って付けた感じがするのでしょう。

やはりサスペンス映画は、練りに練られリアリティに富んだストーリー展開がなされないと良い出来とは言えないと思います。2人の演技が良いだけに非常に惜しいと思います。


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