TOPページ>CINEMA ROOM>日本沈没
佐助の部屋_映画レビューRSS

日本沈没

日本沈没_ポスター
≫≫Amazonで調べる

日本沈没

評価 ★★★★★
種別 SF/ドラマ/パニック
製作年 2006
製作国 日本
配給 東宝
監督 樋口真嗣
出演 草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央、及川光博、福田麻由子、吉田日出子、柄本明、國村隼、石坂浩二
【ストーリー】

日本海溝近辺の大規模な地殻変動により、日本列島のほとんどが海中に沈没するという驚愕の予測が下った。その予測を裏打ちするかのように、各地の火山が噴火、M(マグニチュード)8以上の大地震が次々と起こる。Xデーが避けられないと悟った政府は、諸外国に日本人の受け入れを要請する。東京、大阪、横浜、神戸、函館から出航する国外脱出を急ぐ人々を載せた大型船を、地震によって発生した巨大津波が襲う。1億2千万の日本人は、どこへ逃れるのか?どこへ向かうというのか?日本全土が極限状態のなか、人々は何を守り、何を救おうとするのか……。


【レビュー】

先入観を振り払って見る映画です。

小説「日本沈没」は1973年に出版された小松左京のベストセラーで、1973年の正月に一度映画化されています。今回はリメイクとなるわけですが、監督曰く小説版の再映画化を念頭において製作したとのこと。

私も20年以上も前に一度小説を読んだだけなので殆んど記憶に残っていませんが、小説版はもっと政治色が強く随所に駆け引きが有ったはずがこの映画ではその辺りが見直されて軽くなった気がしました。何しろ私の記憶の中には小野寺(草なぎ剛)と阿部玲子(柴咲コウ)のラブストーリーなんて今回映画を観るまで残っていませんでしたから。また今回の映画化で小説から設定を変更したことにより、小説の第二部をそのまま映画化することは出来なくなりましたので、続編まず製作されないと思います。

この映画に対する巷の評価は芳しくないようですが、私の感覚ですと日本映画にしては健闘しているかなと思います。特に随所に織り込まれたCGは一頃に比べたら随分と技術力の向上が見られ、熊本城崩壊や六本木ヒルズが倒壊するシーンなど良く出来ていると思いました。バケツをひっくり返したような津波が押し寄せて来たり、豪華ジオラマセットに見える日本列島の俯瞰図は苦笑しますが愛嬌という事で。

また被災者側の視点にたったカットを増やすために、小説には登場しない倉木美咲(福田麻由子)を中心とした「ひょっとこ」の面々を登場させたのは、この映画の中で成功した点だと思います。

ただ非常に残念なのは、故郷を失う日本国民の行く末など、人間ドラマに重心を置いていた小説の重厚な雰囲気が、何ともチープなラブストーリーに変わり果ててしまった事です。逆にそこをストーリーの中心に据えてしまったからこそ、「デイ・アフター・トゥモロー」と「アルマゲドン」を足して割ったような内容になってしまったのでは無いかと思います。やはりベストセラーになる小説にはそれなりに理由がある訳で、監督含め製作サイドはその事をもっと良く考えて、下手にストーリー変更などしない方が良い映画になるのではないでしょうか。


このサイトは管理人が趣味の範疇で運営しているものです。
サイト内で使用している画像及びストーリーについての著作権は
それぞれ映画製作元および映画配給会社に帰属します。

インデックス
ア−オ
カ−コ
サ−ソ
タ−ト
ナ−ノ
ハ−ホ
マ−モ
ヤ−ヨ
ラ−ロ

0-9
評価で検索

アカデミー賞

映画関係リンク集




Copyright © 1998-2018 sasuke All rights reserved.