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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

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THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN

評価 ★★★★
種別 アドベンチャー/ファミリー/ファンタジー
製作年 2008
製作国 アメリカ
配給 Walt Disney Pictures
監督 アンドリュー・アダムソン
出演 ベン・バーンズ、ジョージー・ヘンリー、ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ピーター・ディンクレイジ
【ストーリー】

ナルニア暦2,303年??
この国に“伝説の四人の王”、ペペンシー兄弟が統治した黄金時代の面影はない。ロンドンからナルニア国に現れ、創造主アスランと共に白い魔女を破った彼らがもたらした平和と繁栄は、彼らが現実世界へと戻ったその後、戦闘民族テルマール人との侵略によって奪われた。そして、長きに渡る迫害の末、生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられた。偉大なるアスランも去り、絶望のうちに息をひそめたナルニアの民と、“魔法の国ナルニア”は、やがて歴史から完全に葬られ、もはや単なるおとぎ話に過ぎなかった。

テルマール人が支配するナルニアに君臨しているのは、先王亡き後、摂生を努める弟のミラース。そして、ミラースに待望の男児が誕生したその夜、彼は長年秘めてきた欲望をついにあわらにし、王位を奪うべく、兄王の正当な世継ぎであるカスピアン王子の暗殺を命じる。テルマール人兵士の追っ手が迫る中、カスピアンは森の奥深くへと愛馬を走らせる。森を恐れる兵士たちを引き離したことを確認しようと、王子が振り返ったその時、彼は木々をよけた愛馬から投げ出されてしまった。その衝撃で、もうろうとするカスピアンの目の前で、近くの木に取り付けられた小さな扉が開く。

そして、ナルニアの伝説上の生き物たちと、カスピアンは出会う。


【レビュー】

まとまり感が無くバラバラな仕上がりの映画です。

前作に引き続き、C・S・ルイス原作をアンドリュー・アダムソン監督が映画化。内容も当然子供向けのファンタジーですので、大人の私は絵本を見るような感覚でのんびりと鑑賞しました。

随所に見られるVFXは前作よりも格段の進歩が見られ、登場するナルニアの生物達に命が吹きこまれ、生き生きと動き回っていたのは感心しました。特にリーピチープと言うねずみの騎士達がとても良かったと思います。

その反面、人間の登場人物たちの存在感があまり無いのが残念でした。イケメン男ベン・バーンズ扮するカスピアン王子は画面に映るだけで存在感が出るのですが、その他の主人公達である、“4人の王”ペペンシー兄弟は沈んでしまった感じです。

唯一前作からの成長が著しいルーシー(ジョージー・ヘンリー)は光るものが有りましたが、“一の王”であるピーター(ウィリアム・モーズリー)は、言動は主役でも演技や存在感は脇役級へと落ちた感じです。

“信じる心”を観客に届けたいのだと思いますが、ストーリーも子供には分かり難い上にカスピアンとピーターの確執が上手く描ききれていないので、その後の奇襲作戦へと繋がるシークエンスは子供には理解できないと思います。

そもそも何で無理してまで奇襲したのか意味不明でしょう。これでは前作で何十年もナルニアを統治してきた賢い4人の王、ペペンシー兄弟とは思えません。あまりに策が無さすぎだと思います。現世で子供に戻ったついでに知識や経験も子供に戻ったのでしょうか・・・。

唯一子供目線に近い描写をルーシーで描いてくれたのがせめてもの救いでした。

製作者サイドが子供向けに作るのか、それとも大人向けにするのかもう少し明確にしたほうがまとまったと思います。

ところでアスランの意味深なセリフ“同じ事はニ度も起きない”って何だったのでしょうか。


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