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シャーロック・ホームズ

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SHERLOCK HOLMES

評価 ★★★★★|★★
種別 アクション/コメディ/サスペンス
製作年 2009
製作国 アメリカ
配給 Warner Bros. Entertainment Inc.
監督 ガイ・リッチー
出演 ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング、ケリー・ライリー、エディ・マーサン、ウィリアム・ホープ
【ストーリー】

舞台は19世紀末、ロンドン。進歩する世界の中心地であり、あらゆる悪がはびこるこの街で、事件が発生した!若い女性が次々と不気味な儀式を思わせる手口で殺され、ロンドン警視庁は解決の糸口さえつかめない。だが、心配はいらない。この街には、ホームズがいる。彼はたちまち犯人を突き止める。逮捕されたのは、邪悪な黒魔術を操る男、ブラック・ウッド卿。彼は巨大な闇の力とのつながりをほのめかし、処刑されても復活すると宣言する。真の事件はここからだった。予言どおり蘇ったのだ。ブラックウッド卿の目的は、大英帝国の権力を握る秘密組織の頂点に立ち、全世界を転覆させて悪で支配することだと言うのだ。
前代未聞の大事件の勃発に人々がパニックに陥る中で、ホームズだけは胸を躍らせていた。過去の事件は簡単すぎた。遂に最大の謎に挑めるときが来たのだ。しかもホームズには優秀な相棒、ジョン・ワトソン医師がいる。しばしば暴走してしまう天才ホームズと、冷静かつ常識的に行動するワトソン。正反対のふたりはケンカが絶えないが、厚い信頼と友情で結ばれている。
最高の頭脳が、最大の事件に、最強のコンビで挑む。果たして、勝負の行方は――?


【レビュー】

原作に忠実、しかし世間にとっては新たなホームズ像を作り出した映画です。

シャーロック・ホームズと言えば、小説家アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ・シリーズ」の主人公で架空の人物ですが、名探偵の元祖でもあり、恐らくもっとも有名な私立探偵だと思います。

TVシリーズで有名なのはジェレミー・ブレットが演じたホームズだと思いますが、その人物像は頭脳明晰かつ天才的な観察眼と推理力を兼ね備え、いつもパイプタバコを手にしたジェントルマン。

しかしこの映画における人物像は、前述の能力にさらに戦闘力を兼ね備えたスーパーマン的な男で、かつ全くジェントルじゃない(笑)。全く掃除しない部屋といい、出不精な上に酒びたりのアル中です。

両者の違いは歴然ですが、実は原作ファンの私にとっては後者のホームズの方が親しみ易いのです。なにしろ原作のホームズは、暇になると壁に銃弾を打ち込んだり、薬物依存だったりと、親友ワトソンの手を煩わせる存在でしたから。

そしてこの役に抜擢されたのが、「アイアンマン」で復活した元薬物中毒男ロバート・ダウニー・Jrというのが洒落ています。これは製作サイドが完全に狙って来たのではないでしょうか。

またホームズと言えば、優秀かつ冷静沈着な片腕である医師のジョン・ワトソンの存在を無くして語れませんが、そこにイケメン俳優ジュード・ロウを起用し、決して主役に食われないコンビを誕生させています。

TVシリーズや、その他いろいろと作られてきたホームズ像が好きな人には拒否反応が出るかも知れませんが、この2人の掛け合いが絶妙なのと原作に近い設定が、私のつぼにはまりました。

ハイテンポで進むストーリー展開に適度なアクションで飽きさせず、次回作への布石も万全。是非続きが見たい映画です。


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