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トランスポーター

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TRANSPORTER

評価 ★★★★★
種別 アクション/クライム/サスペンス
製作年 2002
製作国 アメリカ/フランス
配給 Asmik Ace Entertainment Inc
監督 ルイ・レテリエ
出演 ジェイソン・ステイサム、スー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、リック・ヤング
【ストーリー】

1.契約厳守
2.名前は聞かない
3.依頼品は開けない
これはフランク・マーティンが掲げるルール。"運び屋"(=トランスポーター)のプロフェッショナル??当然、ドライビング・テクニック、格闘術もプロ級だ??である彼は、この3つのルールを死守し、安全に稼ぎを得てきた。しかしある日、あまりに不審な依頼品を受け取った彼は、ついに中身を見てしまう。するとそこには、手足を縛られた謎の女が・・・。この女の正体も依頼者の真意も分からぬまま、図らずも女を匿う形になってしまったことで、もはや後戻りが出来ない状況に巻き込まれたフランク。その背景には、犯罪の臭いを嗅ぎつけた警察の捜査網と、執拗に2人を追いかける犯罪組織の復讐の手が迫ろうとしていた・・・。


【レビュー】

とにかく中味の無い映画です。

リュック・ベッソンが製作/脚本の映画ですが、彼が作るといつももながら中味が薄くなってしまうのが問題です。

出だしは軽快で、「お?面白そう」と言う感じたので掴みは問題ないと思います。狭い路地を利用したパトカーとのカーチェイス、その後の警部との食えないやり取りなど、何事にも動じないプロがそこにはあり、それを演じたステイサムは正にはまり役で非常に洗練されていていました。また中盤までは運び屋が陰謀に巻き込まれて行く下りがそれなりに良く出来ていて、「ベッソンもやるようになったな」と感心していたのですが・・・。何となく正義感を振りかざしてしまって、当初のプロフェッショナルから逸脱してしまった後半以降は格闘映画に変わりはて、つじつま合わせに奔走している感があり、ついにラストはどう言うことかつじつますら合わなくなり中途半端な終り方に。

2台居たはずのコンテナを載せたトレーラーはいつのまに1台に??まったく映らなくなった1台は"デコイ"で、それをいつのまにかフランクが見抜いて1台に的を絞ったと信じたいと思います。


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