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ワールド・オブ・ライズ

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BODY OF LIES

評価 ★★★★★|★★★
種別 アクション/サスペンス
製作年 2008
製作国 アメリカ
配給 Warner Bros. Entertainment Inc.
監督 リドリー・スコット
出演 レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン
【ストーリー】

あの男を捕まえなければ、世界は終わる---。用意された武器は、世界最強の[嘘]。

CIA随一の工作員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、各国の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く。

彼の上司であるベテラン局員ホフマン(ラッセル・クロウ)は、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令、部下の意見は冷酷に無視する。

生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。地球規模で巻き起こる爆破事件のリーダーを捕まえること。しかし正体不明のその男はまったくの謎のベールに包まれ、足跡すら容易に残さない。フェリスとホフマンは、男を罠にかけるため、最強の[嘘]を武器にした頭脳戦を開始する。

フェリスの[嘘]が、世界を救うのか。ホフマンの[嘘]が、世界を救うのか。空前の頭脳戦を制する、世界一の嘘つきは誰なのか---。


【レビュー】

よく出来たなポリティカルアクション映画です。

やっぱりリドリー・スコット監督はこの手の社会派ドラマを撮らせると上手いですね。内容は全く違うけどメッセージ性の強さから、同監督の「ブラックホーク・ダウン」を思い出しました。

対テロ戦争に限らず、紛争事は往々にして情報戦がかなりのウェイトを占めるわけですが、そこにはハイテク技術を駆使した監視や通信傍受に始まり、大きな身の危険を伴う潜入捜査や罠を仕掛ける嘘情報などなど、様々な諜報戦が繰り広げられます。

そこが紛争地帯であれはあるこそ「007シリーズ」で見られるような格好良さよりも、むしろ泥臭さの方が際立つわけですから、ドラマ性に特化したほうが観客の心に残る作品となるのは当然でしょう。

そういう意味でこの映画は、個人の目から見た諜報戦を見事にスクリーン上に再現しており、非常に良く出来た社会派ドラマであり、ポリティカルアクションです。恐らくデイヴィッド・イグネイシアスの原作がよく出来ていたのだと思います。

また米国が(恐らく間違いを犯した)対イラク戦争から撤退しようとするこの時期にこの映画を公開出来たのは、とてもタイミングが良かったと思います。あの戦争については(明かされる事はなくても)今後、様々な角度から検証されるべき事象ですから。

しかしディカプリオはお坊ちゃまっぽい雰囲気は完全に消えて、こういう役が板についてきましたね。「ブラッド・ダイヤモンド」「ディパーテッド」と影のある役をこなして大きく成長し、路線変更に成功した感じです。

また本作でハニを演じたマーク・ストロングがとてもスマートで格好良かったです。イスラム教徒らしい“義”を重んじる態度がにじみ出ていました。きっと高度成長する前の日本もこんな感じだったのではと、ふと考えてしまいました。

ところで「Body of Lies」ってどう訳すのですかね。“嘘の組織”か“嘘の塊”なのか、はたまた“嘘の死体”でしょうか。まあ、内容的には全て当てはまっていましたから、“嘘の世界”も言い得て妙かも知れませんね。


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