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クローズZERO

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同上

評価 ★★★★★|★★
種別 アクション/バイオレンス
製作年 2007
製作国 日本
配給 東宝
監督 三池崇史
出演 小栗旬、やべきょうすけ、山田孝之、黒木メイサ、桐谷健太、高橋努、遠藤要、鈴之助、上地雄輔、渡辺大、小柳友、岸谷五朗
【ストーリー】

ぜんぶ壊して、ゼロになれ。

鈴蘭男子高等学校、通称・カラスの学校。不吉な嫌われモノ=カラスのような不良学生たちが集まる、偏差値最低の男子校。最強かつ最凶の悪名を轟かせている鈴蘭であったが、いまだかつて鈴蘭を統一・制覇したものはいない…。現在の最大勢力は、“百獣の王”と呼ばれる男・芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だ。しかし実力者が揃う芹沢軍団ですら、鈴蘭統一は容易ではなかった。そんな群雄割拠の鈴蘭に、ひとりの男が現れた。3年の転入生・滝谷源治(小栗旬)―鈴蘭制覇を狙う男。単独で行動する源治であったが、ふとしたことで知り合った鈴蘭卒業生のチンピラ・片桐拳(やべきょうすけ)と友情を深める。そして拳のとりなしもあって、源治のもとに集まった強力な仲間達が、源治を筆頭に新勢力GPS(G源治PパーフェクトS制覇)を旗揚げする。かくして鈴蘭の勢力図は大きく塗り替えられ、内部抗争はより一層激化していくのだった…。


【レビュー】

三池監督の本領発揮です。

三池崇史監督は元々任侠ものが得意で暴力映像には定評がありますが、大体は血の通った映像とは程遠い印象でした。しかし今回は熱い殴り合いを上手くプロデュースしたようです。(殴る、殴る、ひたすら殴る、それでも殴るの連続なのですが・・・)

また本作品は1991年よりチャンピオンに連載されるや否や一躍旋風を巻き起こし、コミックもモンスター級の売り上げを誇る高橋ヒロシ原作の「クローズ」をベースに、本編の一年前の出来事を映画化にあたり新たに作ったオリジナルストーリーとの事。

私は原作を未読なので比較のしようがありませんが、拳で語り合う泥臭くも男っぽい映画に仕上がっていると思います。特に恋愛系を一切断ち切ったことや“親”や“教師”の存在を意図的に排除したことが、学園と生徒に集約させる手法として成功していると思います。

基本的な構成はまさに戦国時代をモチーフとした、群雄割拠と力のある者がのし上がって行く世界を“鈴蘭高校”という舞台に凝縮したものです。これが地域の他校を巻き込んだ内容にしてしまうと、2時間という枠がある映画としては風呂敷を広げすぎて破綻するところですが、オリジナルストーリーとしては上手くまとめていたと思います。

しかしキャストが皆どこから見ても高校生じゃないですよね。10代が一人も居ないなんて・・・。一番高校生っぽかったのは童顔の小栗旬と渡辺大(親父はあの渡辺謙)でしょうか。まあいいんですけど。


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