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デイ・ウォッチ

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DAY WATCH

評価 ★★★★★|★
種別 サスペンス/ファンタジー/ホラー
製作年 2006
製作国 ロシア
配給 Twentieth Century Fox Film Corporation
監督 ティムール・ベクマンベトフ
出演 コンスタンチン・ハベンスキー、マリア・ポロシナ、ガリーナ・チューニナ、ウラジミール・メニショフ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、ディマ・マルティノフ、ジャンナ・フリスケ
【ストーリー】

人間界に生きる“異種”---それはバンパイア、狼男、魔術師、魔女など超能力を持つものたちで光と闇に分かれ、それぞれ“光の異種”“闇の異種”と呼ばれる。数世紀の戦争の後、光の王ゲッサーと闇の王ザヴロンの間で休戦協定が結ばれ、平和を守るため夜の番人(ナイト・ウォッチ)は闇の者を、昼の番人(デイ・ウォッチ)は光の者を互いに監視することになった。かくて千年、平和は守られ光と闇は協定のもとで無事に共存してきた。だが均衡が崩れる。12年前、“光の異種”のアントン・ゴロデツキーは闇の魔女を使って妻に呪いをかけ、胎児だった息子を殺しかけた。それで息子のイゴールは闇の側につき闇側は休戦破棄をもくろむ。だが、イゴールの悪の力に匹敵する女性が光側に出現する。2人の“偉大な異種”---その力は絶大で、2人が衝突すれば世界は崩壊する。唯一、人類を救えるのは“運命のチョーク”だった......。


【レビュー】

前作よりはだいぶマシになりました。

前作の「ナイト・ウォッチ」はストーリーが稚拙な上に構成も悪くて、正直つまらない映画だったので、今回続編に当たるこの「デイ・ウォッチ」を見るか相当悩みましたが、取りあえず見ておく事にしました。

実際見終わってみると「だいぶマシになったなぁ」というのが感想です。ストーリーの根幹をなす“光と闇”の均衡という単純な設定はそのままですが、全体を通してメリハリが付いており、ストレス無く見る事が出来ます。

今回のキーアイテムは“運命のチョーク”です。ちょっと羨ましいくらい安直な能力のアイテムですが、それを“光”と“闇”が狙っての争奪戦を繰り広げるのですが、それと平行してこれまた強大な力を持つ“異種”のスヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)とアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)の息子イゴール(ディマ・マルティノフ)との衝突、そしてアントンの取り合い(笑)など、つくづく均衡に焦点を当てたストーリー展開となっています。

前作と大きく異なったのは作品全体の雰囲気です。前作がどちらかと言うとダーク・ファンタジー調だったのに対して、今回はアクション・ファンタジー調にコメディーをスパイスした感じと言ったところでしょうか。

しかしクライマックスシーンは中々の力の入れようで、ロシア映画の本気度を垣間見た気がします。あれほど完成度の高いVFXを作る事が出来るとは思っていなかったので、正直言って見直しました。日本のVFX技術を追い抜いていると思います。ただハリウッドと比較すると“並の上”程度なのかも知れませんけど。

さて、このシリーズも最近流行りの“3部作”らしいので、次の最終作はどういった終わり方にするのでしょうか。また今回のエンディングからどうやってつなげるのか、そこが楽しみです。


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