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ザ・ビーチ

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THE BEACH

評価 ★★★★★|
種別 アドベンチャー/サスペンス/ドラマ
製作年 2000
製作国 アメリカ
配給 Twentieth Century Fox Film Corporation
監督 ダニー・ボイル
出演 レオナルド・ディカプリオ、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ギョーム・カネ、ロバート・カーライル、ティルダ・スウィントン
【ストーリー】

 コンピューター、ビデオゲーム、携帯電話、インターネットといったテクノロジーは、我々の生活を快適にし、コミュニケーションを円滑にするために考案されたはずだった。ところがデジタルの世界はあまりにも複雑すぎて、多くの人に非現実的な疎外感をもたらした。
 バックパックを背負い、冒険を求めてタイにやってきたアメリカ人青年リチャード(レオナルド・ディカプリオ)もそんな若者の一人だった。彼を駆り立てていたのは、物でも人でもいいから実際に存在するものと関わりを持ちたいという欲求。旅行はこれまでと違う何かを探求する行為だというのが彼の持論だった。
 リチャードはタイの安ホテルでフランス人カップル、エチエンヌ(ギョーム・カネ)とフランソワーズ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)に出会う。そしてもう一人、ドラッグ漬けの日焼けした旅行者ダフィ(ロバート・カーライル)にも。彼は誇大妄想的な話を延々と続け、地上の楽園と呼ばれる孤島の伝説をリチャードに語った。それは、まだ観光客に荒らされていない秘密のビーチ。
 翌朝、リチャードは部屋のドアにピンで止められた小さな紙切れを見つける。それはダフィが伝説の島の位置を示した手書きの地図だった。これこそ自分が探し求めていた“これまでと違う何か”かもしれないと感じたリチャードは、再びダフィに会いに行く。しかし、彼がそこで見つけたのは、自分の手首を切って息絶えている彼の変わり果てた姿だった・・・。


【レビュー】

中途半端な完成度の映画です。

原作は1996年に発刊されたアレックス・ガーランドの同名小説で、500万部も売れたミリオンセラーです。

大人になる直前の若者が、リアルとバーチャルの狭間から逃れるためにバックパッカーとなり、たどり着いたのが美しい楽園と呼ばれる秘密のビーチなのですが、美術の問題なのか分かりませんが、私には息を呑むような美しさをスクリーンから感じる事が出来ませんでした。またその秘密のビーチを維持しているコミュニティーにも現実世界に戻りたく無くなる程の居心地の良さを感じる事が殆んど出来無かったのです。

私が日本人のせいか既に現代社会に染まりすぎているのか分かりませんが、一つ屋根の下で大勢の共同体と生活するのも個人的には嫌ですし、飢えの危機感を感じつつ自給自足をしながら時おり大麻を吸い、手があいたら好きなだけビーチで楽しむというシチュエーションに全然魅力を感じられないのです。恐らくバックパッカーやヒッピーを心から楽しめない限りは、このコミュニテイーの良さを感じる事が出来ないのではないでしょうか。

だからこそ楽園の秘密を守ろうするあまり、コミュニティー全体がお荷物を葬り去りる事で徐々に人間性が失われて行き、やがて崩壊の一途を辿る姿を観ていても、感情移入が出来ずにどこか遠い世界の物語に感じてしまうのでしょう。

ただ崩壊のメカニズムは”臭いものには蓋をする”習慣から”見て見ぬ振り”を経て崩壊していく現代社会の姿を投影しており、十分に示唆的ではあると思います。


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