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エクスマキナ

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APPLESEED SAGA: EX MACHINA

評価 ★★★★★|★★
種別 SF/アクション/アニメ
製作年 2007
製作国 日本
配給 東映
監督 荒牧伸志
出演 小林愛、山寺宏一、岸祐二、沢城みゆき、辻親八、高島雅羅、五十嵐麗、加瀬康之、コング桑田、土師孝也、深見梨加
【ストーリー】

西暦2138年、世界は争いと不安の混沌の中にあった??。
その時、人類に残された希望とはなにか!?
デュナン、ブリアレオス、そしてテレウスが命を賭して守るべきものとは、なにか!?

非核大戦によって、人類の半数が死滅した世界。停戦と共に誕生した、中立都市《オリュンポス》には、人間とサイボーグ、そして、人間の遺伝子でつくられ、怒りや悲しみを抑制された種族、バイオロイド(クローン)が共存していた。
2138年??。デュナンとブリアレオスは、《オリュンポス》の特殊部隊ES.W.A.T.に所属する天才的な戦士。戦闘時の強力なパートナーであるふたりは、強い信頼で結ばれた恋人同士でもあった。過去の戦いで負傷したブリアレオスの肉体がサイボーグになっていても、デュナンの愛は変わらず彼に向けられていた。ある日、作戦行動中にデュナンをかばったブリアレオスが、瀕死の重傷を負う。サイボーグ医療の権威、ケスナー博士の執刀で一命を取り留めたものの、ブリアレオスは依然昏睡状態が続いた。ブリアレオスの回復の兆しも見えないうちに、デュナンのもとに新たなパートナーが配属されてくる。その男?テレウスは、戦闘能力の高いブリアレオスの遺伝子をもとにつくられたバイオロイドであり、生身の姿だった頃のブリアレオスと同じ顔と肉体、そして同じ優しさを持っていた。始めは反発していたデュナンも、テレウスにかつてのブリアレオスの面影を重ね合わせ、心揺らぐ自分に動揺を隠せずにいた・・・。
その頃、世界ではサイボーグが暴走するテロ事件が多発。同時に不審な電波も確認され、サイボーグたちは何者かによって操られている可能性があった。サイボーグのパーツの出荷を禁じられた世界最大企業集合体国家《ポセイドン》は、敏腕特使の吉野を《オリュンポス》に派遣する。そして、《オリュンポス》のアテナ行政総監は、各国の首脳陣を集めた安全保障会議で、すべての国の観測・通信衛星を《オリュンポス》が統合管理して世界の監視力を強化する、”グローバル・セキュリティ・ネット”構築を実現させようとしていた。
安全保障会議当日、開催地のオリュンポス国際会議場では、デュナンとテレウス、そして現場復帰したブリアレオスもまた半身サイボーグのアイアコスとパートナーを組み、警備にあたっていた。すると突如、どういうわけかサイボーグではない人間たちまでもが、暴徒と化して国際会議場を襲撃。ついには、ブリアレオスのパートナーであるアイアコスまでも、会議場の首脳陣めがけて発砲する。辛うじてアイアコスを食い止めたブリアレオスだったが、信頼する仲間を自らの手で殺してしまう。悲しみに苦悩する、ブリアレオス。しかし、彼の体にも、その異常な影は静かに忍び寄ってきていた。次第に明らかになる、見えざる犯人たちの目的??未曾有の危機が迫る中、世界の存亡をかけた戦いが始まった。デュナンは何を守るために戦うのか?彼女の選択が、人類の未来さえも左右しようとしていた??。


【レビュー】

アクションシーンに切れが有る映画です。

監督は前作に引き続き荒牧伸志ですが、プロデュースに「M:I-2」の監督ジョン・ウーを迎え、前作よりもアクションに磨きを掛けて3年ぶりに劇場に登場しました。

ジョン・ウーの名前があった事から予想はしていましたが、”白いハト”や随所で見せる”スロー”映像などまさに”ジョン・ウー”の真骨頂とも言えるシーンが盛りだくさんです。特に銃撃戦などは静から動へのスイッチが非常に巧く、とても完成度が高いアクション・アニメ映画だと思います。

まだ正直確立した手法とはいえないフル3Dライブアニメも、前作より更に滑らかな動きを表現できており、「ベクシル」よりも違和感無く鑑賞できました。特に今回は前作よりもデュナンの顔の表情が少し豊かになった気がします。良くぞここまで進化させたなと正直感心しました。

ただ、今回のストーリーは原作には無い完全オリジナルという事もあり、やや底の浅さを感じます。「攻殻機動隊」で世界中に名を馳せた原作者の士郎正宗と言えば、劇画内だけでなく物語のバックボーンなど、あらゆる所で徹底的にディテールにこだわる事で有名で、それ故にコアなファンが多く居るわけですが、今回の映画ではそれ程政治的な深みも無く、ストーリーにもこれと言ってギミックが仕掛けて有るわけでは有りません。

まあ良く言えば一般受けする分かりやすい内容と言えますので、とても映像が綺麗なアクションアニメ映画として見ると評価は高いのではないでしょうか。

しかしブリアレオスの声が「小杉十郎太」から「山寺宏一」に変更になって、私にはやや違和感が・・・。声優と映像のマッチと言う意味では当然良くなったのですが、どうしても「攻殻機動隊」の「トグサ」とダブってしまうのは私だけでしょうか。


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