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フェイク・シティ ある男のルール

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STREET KINGS

評価 ★★★★★|★★
種別 クライム/サスペンス/ドラマ
製作年 2008
製作国 アメリカ
配給 Twentieth Century Fox Film Corporation
監督 デヴィッド・エアー
出演 キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィッテカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス、マルタ・イガレータ、ナオミ・ハリス、コモン、ザ・ゲーム
【ストーリー】

善と悪が交錯するフェイク シティ----
この街は罪を犯している。
裏切られたと知ったとき、男は一線を超えた・・・

目覚めた瞬間から片時も銃を離さず、ひとりきりのベッドで亡き妻のぬくもりを振り払い、現場に向かう前にはポケットに忍ばせたウォッカのミニボトルをあおる。そして犯人に容赦なく向ける銃口。「信じるもののためには手段は選ばない」----それがこの男のルール。

ロス市警のラドロー刑事は正義のためなら手段を選ばず、誰もが嫌がる闇の仕事に手を染めてきた。そんな時、彼はかつてのパートナーを目の前で殺され、犯人を取り逃がしてしまう。ところがそれは単なる殺人ではなく、事件の裏には想像を遥かに超える“何か”が隠されていた。
彼は巨大な悪に操られ、利用されていたに過ぎなかったのだ。やがてラドローは踏みにじられたプライドを賭け、決して後戻りできない危険なエリアに足を踏み入れるのだった・・・。


【レビュー】

「L.A.コンフィデンシャル」を超え・・・てないと思います。

原案と脚本が「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイと言うこともあり、全体の構成がそっくりなのは致し方ないとは思いますが、態々現在のL.A.を舞台に焼き直しをしなくても良いのではと思いました。

挙句の果てにこの映画の売りは“「L.A.コンフィデンシャル」を超える衝撃のクライマックス!”だそうです。しかし「L.A.コンフィデンシャル」で既にファーストインパクト(間違った英語の使い方ですね)を体験している観客に、それを超えるインパクトを与えるのは容易ではありません。

そもそも序盤の10分弱で、何となく黒幕になりそうな登場人物が現れてしまったり、登場人物の背景が希薄だったりして、作品に対する重厚さが表現し切れていなかったのも勿体無かったです。

これが変な売り文句を付けずに、普通に公開していればそれなりによく出来たサスペンスなんですけどね・・・。

実際、影のある役は結構キアヌのはまり役だったりしますし、徐々に成長して来て、無視できない存在となっていくディスカントを演じたクリス・エヴァンスもそれなりに頑張っていました。またワンダー警部を演じたフォレスト・ウィッテカーも、流石にオスカー俳優だけあって安定していました。

ストーリーもそれなりに作りこまれていたので、例えラストが読めたとしても十分に楽しめます。これらを総合的に判断し、比較対象を無視すれば、私の印象は星7つとなります。


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