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ハンコック

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HANCOCK

評価 ★★★★★|★
種別 SF/アクション/コメディ/ロマンス
製作年 2008
製作国 アメリカ
配給 Sony Pictures Entertainment Inc.
監督 ピーター・バーグ
出演 ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン、エディ・マーサン、ジェイ・ヘッド、トーマス・レノン、ジョニー・ガレッキ
【ストーリー】

ロサンゼルスで武装強盗が発生。犯人グループが逃走する映像がニュースで流れたとき、道端のベンチで寝ていたジョン・ハンコック(ウィル・スミス)が通りがかりの少年に起こされる。ハンコックはハイスピードで空を飛び、犯人たちの車に追いつくと、その車をロサンゼルスでも有名なビルのてっぺんに串刺しにしてしまう。こうして凶悪事件を解決しても、街には大損害を与えてしまうのが、ハンコックの日常。スーパーヒーローの過激な行動に対し、市民の評判はガタ落ちする一方だ。
その頃、PR会社で働くレイ・エンブリー(ジェイソン・ベイトマン)は、大会社の重役を相手に、優良企業にピンクのハートマークを付ける新プランを展開していたが、そのプレゼンはあえなく失敗。帰宅する途中、渋滞に巻き込まれたレイの車は、踏切内で動けなくなってしまう。あわや列車に轢かれるという直前、またもや現れたのはハンコックだった。その怪力で車を飛ばし列車を止め、レイを救うが、車はグシャグシャ列車はコナゴナに破壊され、一部始終を見ていた市民からまた非難を浴びてしまう。しかし、ハンコックは、命の恩人としてレイの家に招かれる。レイの美しい妻メアリー(シャーリーズ・セロン)と、ひとり息子のアーロン(ジェイ・ヘッド)が迎えるが、メアリーはハンコックの汚い言葉づかいや、片時も酒瓶を手放さないだらしなさに辟易するのだった…。


【レビュー】

前半の面白さとに対して後半の失速感が激しい映画です。

この映画、私はずっとアメコミの実写化かと思っていたのですが、実はオリジナル・ストーリーだったとは知りませんでした。超人とかダークヒーローのような話は大体がアメコミが原作なので、これはちょっと意外でした。

主人公のハンコック(ウィル・スミス)が何か事件を解決すると、街が壊れていくという設定は、なかなかツボを付いた良い設定だと個人的には思います。

子供の頃に良く見ていた皆が良く知っている“ウルトラマン”。あれほどの巨体が街中で怪獣と死闘を繰り広げ、そして街中が破壊されても大勢から拍手喝采を受けるというのが、幼いながらも変だと思っていたわけですが、この映画を見て納得しました。

明らかに“ウルトラマン”は一般市民には理不尽な行動を取っていたのです。その事に一切触れないから違和感をずっと感じていたのだと、ハッキリしました。

その点この映画の中では、凶悪犯を捕まえるたびに街を破壊するハンコックを、街中が嫌っているのです。言わば当たり前の感情を市民は見せるのですが、これは今までのヒーローものには見られない斬新な視点です。

そんな嫌われ者のハンコックが、ある事件で知り合ったPR会社のレイ(ジェイソン・ベイトマン)の助けを借りて、日ごろの行いを改めていくシークエンスは、良く出来ていました。そうここまでは・・・。

ところが急転直下、思わず目を見開くような急展開に、最初はビックリしながらも「これも有りかも知れない」と期待を膨らませて身を乗り出したものの、段々と怪しげな方向にストーリーは進んで行きます。

その後は何となく取ってつけた様な展開になり、失速気味なトーンに変わって、終わってみれば私の中では何とか及第点。掴みは良かっただけに勿体なかったです。もうすこし別のプロットを描けなかったのだろうかと思ってしまいました。


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