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ブラックホーク・ダウン

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BLACK HAWK DOWN

評価 ★★★★★|★★★
種別 アクション/戦争/ドラマ
製作年 2001
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 リドリー・スコット
出演 ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、サム・シェパード、エリック・バナ
【ストーリー】

1993年10月3日。エヴァズマン二等軍曹、グライムズ特技下士官を含む米軍特殊部隊レンジャーとデルタ・フォースが、平和維持活動の一環としてソマリアの首都モガディシオに舞い降りた。彼らの任務は内戦鎮圧のため、軍事独裁政権の指揮官である独裁者・アイディード将軍の副官2名を誘拐すること。作戦は1時間足らずで終了するはずのものだった。しかし、現地に向かった最新鋭ヘリ、ブラックホーク2機が敵軍に撃墜されたことで、彼らの運命は一変。仲間を救出するため、敵の真っ只中に取り残された彼らは、想像を絶する危機的状況の中、孤軍奮闘を強いられることになった…。


【レビュー】

壮絶と混沌、そしてただ生き抜く事のみ。

数ある戦争映画の中でも、これほどリアリティの追及に精力を注ぎ込んだ映画は「プライベート・ライアン」位でしょうか。「プラトーン」や「地獄の黙示禄」など、見終わった後に胃が重くなる程良く出来た映画もありますが、どちらも泥沼感が先行している感は否めませんでした。この「ブラックホーク・ダウン」はそう言った泥沼化した戦闘だけになるのを避けてか、10月3日と翌4日のみに焦点を絞って作られている点で、非常によくまとまっています。

そもそも兵士にとって戦争は仕事の一部ではありますが戦闘先を選ぶ権限は無く、何故自分がその場に居るのかすら考える余地も有りません。ただひたすら極限の戦闘状態において、生き抜くことと戦友を守り抜く事が彼らの最大の使命となります。その事が良く描かれており、特にこの映画は自分が何処に居るのか、どのような状況に置かれているのか、見ている我々には段々良く分からなくなって来ます。これはその場で兵士たちが陥った混乱状況をそのまま再現したようで、流石はリドリー・スコット監督のといった感じです。

色々と調べると、そもそもこのソマリア内戦鎮圧は国連平和維持軍として初の実戦投入となった舞台で、その初戦でいきなりの失敗でした。当時は余り日本が関係していなかったためか情報が少なく、この出来事自体が国内ではさほど知られていない事でした。ソマリアは今尚混沌とした内紛状況にあることを見ると、いかに国際社会の他国への関与が難しい事か分かります。


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