TOPページ>CINEMA ROOM>メガゾーン23
佐助の部屋_映画レビューRSS

メガゾーン23

メガゾーン23_ポスター
≫≫Amazonで調べる

同上

評価 ★★★★★|★★★
種別 SF/アクション/青春/アニメ
製作年 1985
製作国 日本
配給 未公開
監督 石黒昇
出演 久保田雅人、川村万梨阿、冨永みーな、荘真由美、塩沢兼人、宮里久美、高木均、三ツ矢雄二、山寺宏一、鳥海勝美
【ストーリー】

 若者達の熱気が喧騒と共に交錯する街、東京。主人公の矢作省吾はダンサーを目指す一人の少女、高中由唯と出逢う。いつもと同じ日常、何一つ変わることのない一日。しかし戦闘用バイク・ガーランドが彼の眼前に姿を現した時、平和と常識はもろくも崩れ去った。
 その夜、バイクのテストライダーで友人の中川真二に呼び出された省吾は、軍用の大型バイクを託される。しかし突然あらわれた謎の男B・Dによって中川は射殺。省吾もガーランドで逃走する事となった。
身の危険を感じた省吾は、人気アイドルである時祭イヴの出演する番組を利用してガーランドを世間に公表しようとするが失敗。逆にB・Dの指揮する軍のハーガン部隊と戦闘状態に突入してしまう。追い詰められるガーランド。しかしその瞬間、なんとガーランドがロボット形態に変形した!
 窮地を脱した省吾は由唯の部屋にガーランドを隠すかたわら、日常へと戻って由唯の親友である智美の自主映画制作を手伝っていた。しかしロケ地の選定中、偶然にも街の下に廃墟となって放逐された謎の都市を発見する。そしてそこで、彼は恐ろしい事実を知ってしまった。
「オレたちの街が…宇宙船の中にある!?」


【レビュー】

20年経っても色あせないOVAの金字塔です。

PS3で「メガゾーン23 青いガーランド」なるゲームが世に出てきて、音楽もさることながらアニメまで80年代への回帰が見られる昨今ですが、思わず倉庫に有ったVHSテープを掘り起こし、ビデオデッキを起動してしまいました。

この作品は劇場版アニメ「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を手がけたスタッフが製作し、当時話題になりました。

なんと言っても、その世界観や“メカ+美少女+歌”を融合した内容、美樹本晴彦が担当した時祭イブと言うキャラクターが後のバーチャルアイドルの先駆けとなった事、彼女を担当した声優(宮里久美)が当時売り出し中のアイドルで、作中で実際に歌を歌うなどアイドル声優の先駆けとなった事などが広く受け入れられ、今でも単独作品ではOVA売り上げランキングNo.1の座を守り続けるパイオニア的な作品です。

この成功によりOVA市場が一気に開花することになり、その後のOVAの方向性を決定付けたと言っても過言ではありません。

特にマクロスと相反する世界設定が秀逸で、どちらも人類の手で破壊された地球から宇宙へ旅立った宇宙船ではあるものの、例えばマクロスでは市民全員が宇宙船に乗っている事を知っているのに対して、メガゾーン23では一部の限られた人以外はその事実を知りません。

またマクロスでは歌が世界を救うのに対し、メガゾーンでは滅びへと誘うアンチテーゼとして使用されていたり、軍人がバルキリーに乗って活躍するマクロスに対して、この作品ではバイク好きの少年がガーランドを駆っているのです。

当然訓練された軍人では無い主人公・矢作省吾(久保田雅人)は、空回りする闘志とは裏腹に壁にぶち当たる等身大のキャラクター設定で、青春の蹉跌の作品となっているのも特徴です。勧善懲悪をこよなく愛する北米版は違ったエンディングらしいのですが、私はオリジナルのエンディングの方が気に入っています。

また当時の日本は高度成長期を終え、最も安定した時代である一方、PKOへの参加の是非や軍拡が取り沙汰された情勢で、未来への不安が増加する傾向にあったこともこの作品に色濃く反映されています。

さらに多くの綿密な設定がありましたが、作品内では描き切れずにムックなどが多数販売されたりしました。これらの緻密な設定とアクションを深く追求する姿勢によりアニメの質としても相当なもので、板野サーカスでお馴染みの戦闘シーンを代表に、全てが手書きとは思えないような気合の入った作りこみです。

伸びきったVHSじゃなくて、もう一度DVDで見たいな・・・・。


このサイトは管理人が趣味の範疇で運営しているものです。
サイト内で使用している画像及びストーリーについての著作権は
それぞれ映画製作元および映画配給会社に帰属します。

インデックス
ア−オ
カ−コ
サ−ソ
タ−ト
ナ−ノ
ハ−ホ
マ−モ
ヤ−ヨ
ラ−ロ

0-9
評価で検索

アカデミー賞

映画関係リンク集




Copyright © 1998-2018 sasuke All rights reserved.