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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記_ポスター
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NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS

評価 ★★★★★|★
種別 アクション/アドベンチャー
製作年 2007
製作国 アメリカ
配給 Walt Disney Pictures
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ジョン・ヴォイト、エド・ハリス、ヘレン・ミレン、ブルース・グリーンウッド、ハーヴェイ・カイテル
【ストーリー】

リンカーン暗殺者の日記に隠された暗号???
それは解いてはならない「禁断の暗号」だった。

 アメリカ史上最大の謎、消えたリンカーン暗殺者の日記から、暗殺の真犯人としてベン・ベイツの先祖の名前が発見された。それは、ベンをおびきだし、日記に隠された"禁断の暗号"解読へと彼を導く何者かの陰謀だった。真相を追うベンと仲間たちは日記を探り、自由の女神、バッキンガム宮殿、ホワイトハウスといった歴史的建造物に隠された驚くべき過去からの"暗号"を次々と解読。だが、核心に迫る彼らの前に、歴代大統領が守り続けてきた"究極のタブー"が立ちはだかる???


【レビュー】

脇役が強烈すぎる映画です。

「ナショナル・トレジャー」とは「国宝」という意味で、当然この映画においてはアメリカの国宝を指しています。歴史の古い国々では国宝や神話など枚挙に暇がありませんが、まだ歴史の浅いアメリカにとっては神話や秘宝の類は喉から手が出るほど欲しい夢なのかも知れません。

そこで今回は先住民が隠したとされる秘宝に焦点を当て、伝説上の黄金都市シボラ(7司教がのこした黄金の七都市の一つ)が現在のアメリカである新大陸に存在するという伝説を題材にしています。このあたりはインディ・ジョーンズのように世界中の秘宝を相手にしていない分、信憑性が怪しくなるのはしかたのない事でしょう。

映画の中に出てくる様々な謎や仕掛けなどは良く練られていてワクワクするものが多いのですが、いかんせんニコラス・ケイジ扮するベン・ゲイツが答えを知っているかのごとく瞬く間に謎を解いてしまうので、見ている我々には考える余裕を与えてくれません。このあたりが勿体ないと思いました。

またベンとアビゲイル(ダイアン・クルーガー)との絶妙なやり取りやライリー(ジャスティン・バーサ)との絡みは上手く演出されていますが、敵役にエド・ハリスや両親にヘレン・ミレン、ジョン・ボイドの両オスカー、大統領にブルース・グリーンウッドをキャスティングするなど、脇役の存在感があり過ぎてメインの3人が埋もれてしまった感じがしました。

それと、これはナショナル・トレジャー・シリーズだけでなく、最近のハリウッド映画に共通することですが、乗り越えるのが非常に困難な難題を「超一流ハッカー」を登場させることでいとも簡単に突破させてしまうのはどうなのでしょうか。確かにスマートではありますが、もっと泥臭い方法で乗り越えたほうが、観客も達成感を共有できて、映画全体に対する評価があがるのではと思います。


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