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2012

2012_ポスター
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同上

評価 ★★★★★|★★★
種別 SF/サスペンス/パニック
製作年 2009
製作国 アメリカ
配給 Sony Pictures Entertainment Inc.
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート、オリヴァー・プラット、タンディ・ニュートン、ダニー・グローヴァー、ウディ・ハレルソン
【ストーリー】

イエローストーン国立公園。子供たちとキャンプに訪れたジャクソンは、謎の男チャーリーから“地球の滅亡”が訪れることを知らされる。さらに、その事実を世間に隠している各国政府は、密かに巨大船を製造し限られた人間だけを脱出させる準備に着手しているという。初めは信じられなかったジャクソンだったが、ロサンゼルスで史上最大規模の大地震が発生…。そして、アメリカ全土へと拡大する、大地震、大津波、大噴火。別れた妻・ケイトと二人の子供を守るため、ジャクソンは家族と共に巨大船がある地を目指す。しかし、彼ら一家を追うように、未曾有の大天災が次々と地球を飲み込んでいく―。

その頃、ウィルソン大統領は、アメリカ国民と最後の運命を共にしていた。そして、娘のローラと大統領科学顧問のエイドリアンに最後の別れを告げる。一方、ジャクソン一家も巨大船へと近づくが…。そこには何億人もの人々が押し寄せていた。船は出発できないまま、大津波が間近まで迫っていた―。タイムリミットは15分!家族の危機に直面するジャクソン一家は―。人々の救出に燃えるエイドリアンとローラたちは―。私たち人間は、愛する者のために、最後に何ができるのか。


【レビュー】

エメリッヒ監督の真骨頂が見られるディザスター・ムービーです。

地球を壊すことが大好きな監督と言えばローランド・エメリッヒと言われるほど、我々の住むこの惑星を破壊することに命を掛けている監督は他にいません。宇宙人に侵略させた「インデペンデンス・デイ」や、北半球を氷河期に変えた「デイ・アフター・トゥモロー」は皆さんもご存知でしょう。

そんな絶体絶命の危機でも何かひとつ希望の光を残すのは、良心の呵責に耐えかねた贖罪のつもりなのか、それとも創造神のつもりなのか分かりませんが、彼が作るディザスター・ムービーの特徴でもあります。

今回も“一応”あるには有ったのですが、立ち直れないほど破壊の限りを尽くしたので、希望と言えるのかどうかは微妙なところ。それほど今回の破壊力は過去に類を見ないほど凄まじいものでした。

この迫力はDVDで見るようなものではなく、大画面、大音響で見るべきものです。ご家庭の、どう頑張っても100インチちょっとの画面では体感出来ない迫力が、この映画にはあります。

態々このレビューを書くために「デイ・アフター・トゥモロー」を再鑑賞しましたが、スケールが違いすぎて比較するのも馬鹿らしくなるくらい前者の作品が小粒に見えてしまいました。

逆に言えば“迫力だけ”とも言えなくもありません。ストーリーはとてもベタですし、主人公たちのご都合主義というか、有り得ないほどの幸運力に、劇場内でも思わず笑いがこぼれてしまった程ですから・・・。

なおこの映画を見て明確に悟ったのは“アメリカは中国を向いているのだ”という事実です。確かにあの国には国民の数に比例するマグマのような底力が胎動しており、それが噴出すとき、アメリカに取って中国市場は巨大マーケットに化けるのですから。

それを感じ取ったアメリカの民間人(映画製作会社)は、見事なまでに“ジャパン・パッシング”をし、中国に目をむけ始めたということです。

この映画はきっと日本にとっての終末予言なのかも知れませんね。


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