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カオス

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CHAOS

評価 ★★★★★|★
種別 アクション/クライム/サスペンス
製作年 2005
製作国 カナダ/イギリス/アメリカ
配給 ART PORT INC.
監督 トニー・ジグリオ
出演 ジェイソン・ステイサム、ライアン・フィリップ、ウェズリー・スナイプス、ジャスティン・ワデル、ヘンリー・ツェーニー、ニコラス・リー
【ストーリー】

米シアトルのグローバル銀行を強盗グループが襲撃、人質を捕って立てこもった。リーダーのローレンツ(スナイプス)は、ベテラン刑事コナーズ(ステイサム)を交渉人に指名。コナーズは謹慎処分の身だったが、新米刑事デッカー(フィリップス)とコンビを組んで現場に復帰する。コナーズはSWATと共に強行突破を試みる。その瞬間、ビルは爆破され犯人たちは騒ぎにまぎれて鮮やかに逃亡した。しかし、金庫からは現金も宝石類も何も盗まれていない・・・・・・。コナーズとデッカーは、パズルのように不可解な謎の断片を手がかりに真相を追う。はたして犯人たちの真の目的とは? “カオス理論”に隠された史上最大の犯罪を巡って、知能と肉体が駆使される予測不可能の駆け引きが始まる!この真実には誰も近づけないのか・・・・・・。


【レビュー】

ラストをもう少し丁寧に作りこめばもっと良かったと思います。

監督のトニー・ジグリオは「Uボート 最後の決断」など、どちらかと言えばB級作品を撮られている監督です。この作品もジェイソン・ステイサムやウェズリー・スナイプスなど、B級にも多く出演している俳優が揃っているだけに遊び心で鑑賞しました。

あまり期待していなかったこともあり、意外にプロットがしっかりしていて正直驚きましたが、結果的に十分楽しめる内容でした。冒頭5分で状況をしっかり説明しきった事も良かったと思います。

途中、何度かどんでん返しが有ったり、ほど良いアクションが織り込まれていたりと、観客を飽きさせない作りになっているのも上出来。ただラストは結構予想通りだったりして、“カオス理論”から逸脱している気がしますが・・・。

ステイサムとスナイプスが出演しているので、2人の格闘シーンでも織り込まれているかと思ったら、こっちは有りませんでした。そのかわりと言ったら失礼ですが、ライアン・フィリップが童顔をしかめながらアクションに頭脳戦と健闘しています。

まあ、格闘シーンなんて無い方が、この手の頭脳戦がメインの映画は深みが出てくるので、逆に良かったと思います。

ここまで良いことを並べましたが、ラストのからくり説明は逆効果だった気がします。それまで築き上げた努力が、全部とは言いませんが崩れていくような感覚に捕らわれました。ここは解説なしで行った方が謎を残したままで良かったかも。

それと序盤の喫茶店で、シェーンがコナーズの置いた1ドル(だと思う)札を取って、自分の財布から2ドル出すシーンが有りますが、不自然すぎですよね。普通2ドル出すなら、テーブルに置いた1ドルに自分の1ドルを足しますしね。

故)松田勇作が、「必然性の無い小道具を使うな」と、監督に意見するという話を聞いたことがありますが、サスペンスはここが意外に重要だと私は思っています。だって不自然な物や動きがあると、妙に引っかかりますからね。


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