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28週後...

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28 WEEKS LATER

評価 ★★★★
種別 SF/アクション/サスペンス/ホラー
製作年 2007
製作国 イギリス/スペイン
配給 Twentieth Century Fox Film Corporation
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演 ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマック、マッキントッシュ・マグルトン、イモージェン・プーツ
【ストーリー】

「感染すると瞬時に凶暴性を引き起こし、見境なく人間を襲い出す」??たった一滴の血液によって感染する新種“RAGE(レイジ)ウイルス”がロンドンに蔓延し、発生から28日後にイギリスは崩壊。11週後にはアメリカ軍がイギリスへ上陸し、ついに18週後、“RAGE”は根絶されたと宣言される。やがて24週後、イギリス国民は都市の再構築を始める。しかし“RAGE”は誰に知られることもなく、あるひとりの体内に潜伏していたのだ。

そして「28週後...」。
無情にも“人を愛すること”が引き金となって、再び目覚めた・・・。


【レビュー】

脚本が悪いのか、大味なパニック・ホラーに成り下がった映画です。

前作「28日後...」が思わぬ大ヒットとなり、作られたのがこの続編「28週後...」ですが、監督がフアン・カルロス・フレスナディージョに変わり、ダニー・ボイルは製作総指揮の立場に変更。

あらゆる所に“穴”が開いた脚本のせいか、臨場感も特に無く非常に大味な作りになってしまったのが残念で仕方ありません。目指した方向が前作とは逆のハリウッドだったのでしょうか。予算をふんだんに使ったアクション性の向上が鼻につきました。

大体、RAGEウイルスに感染しても生身の人間と言う設定ゆえに28週後には飢餓で感染者が死滅していることになっているのに、どうやって例の感染者は生き延びていたのでしょうか。映画内では食料すら無い状態が映し出されていましたし。

また、これだけ危険なウイルスの保菌者に見張りすら付けない監視体制なんて、正に“穴”だらけの状態です。感染させないと話が始まらないにしても、あまりにもいい加減な脚本としか言えません。この段階でかなり無理が有る気がします。

それとロバート・カーライルをまるでボスキャラのように至る所で登場させるのもどうかと思います。これをやってしまうと「バイオハザード」を意識しているとしか思えなくなります。彼を主役にしたかったのでしょうか・・・。

見ごたえが有ったのは、パニックで逃げ惑う群集とそれを殲滅する米軍の構図でしょうか。このあたりにアメリカに対するブラック・ジョークが埋め込まれていたのがせめてもの救いだと思います。なかなかパンチの効いた皮肉でした。

あとはイギリスの美しい草原を、ロバート・カーライルが半ベソ掻きながら全力疾走して逃げるシーンが良かった。何となく悲壮感が漂いつつも笑ってしまいました。

是非「28ヵ月後...」(が作られるなら)ではダニー・ボイル監督の復帰でお願いします。


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