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Vフォー・ヴェンデッタ

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V FOR VENDETTA

評価 ★★★★★|★
種別 アクション/サスペンス
製作年 2005
製作国 イギリス/ドイツ
配給 Warner Bros. Entertainment Inc.
監督 ジェームズ・マクティーグ
出演 ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーヴィング、スティーヴン・レイ、ジョン・ハート、ティム・ピゴット=スミス
【ストーリー】

独裁国家となった未来のイギリス。

TV局で働くイヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁止時間帯の夜に秘密警察に見つかり、絶体絶命の危機に見舞われたところを、“V”とだけ名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。しかし、“V”と名乗るその男は、国家を相手にひとりテロ活動を続け、クラシック音楽の調べにあわせて街を爆破、TV局を不法占拠し、政府要人を暗殺していく、正体不明、経歴不詳、善か悪かの判別不能の男だった。1605年に国王の圧制に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、イギリスの反逆精神の象徴となったその日、11月5日-ガイ・フォークス・デイ-に、国民の決起を呼びかける“V”。正義か、犯罪か。“V”とは一体何者なのか?

“V”と出会い、自分自身についての真実をも知るようになったイヴィーは、図らずも“V”の協力者となり、自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がったー


【レビュー】

判断の難しい映画です。

原作は1982?85年にイギリスの「ウォリアー」という雑誌に連載されたコミックで、ストーリーをアラン・ムーア、絵をデーヴィッド・ロイドが担当していました。この作品は非常に政治色が強く、ファシズムについての基本概念の理解や、作中何度も引用される"ガイ・フォークス"についての予備知識を持ち合わせているか否かで理解の深さが変わります。特に"ガイ・フォークス"について殆んど知らない日本人には難解な映画と言えるかも知れません。

この映画の中ではサトラー率いる独裁国家を「悪」に、政府転覆を狙う"V"をダークヒーローに設定していますが、これも微妙に曖昧です。"国民の選んだ"政府が取るプロパガンダ作戦と弾圧に対して、視覚的テロ行為を最大限に利用した"V"の心理作戦のほうが一枚上手で、市民は徐々に政府に対して反旗を翻して行くのですが、この行為自体は「市民から見れば革命」であり「国家から見れば許されざるテロ行為」となるわけです。

しかしアメリカでもイラク戦争を国民が熱狂的に支持したのに、今では政府に対して「イラク戦争は間違いだ!」と声高々に腕を振り上げている現実を見れば、本当の悪は人々の心に巣くうものなのだと思わず考えさせられます。

確かに現在は民主主義が主流であり、独裁国家やファシズムの類は忌み嫌われる存在であることは間違い有りませんが、かつて世界は何度となく独裁国家を生み出し、大きく歴史が動いて来たのも事実です。それは人々が無意識の内に望んだ結果なのかも知れません。そう考えると、日々我々のまわりで起きているテロなど当然許される行為では有りませんが、それはもしかしたら一方向から見たある側面だけでしか無いかも知れないと、ぼんやり考えさせられた映画でした。


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