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武士

評価 ★★★★★
種別 アクション/スペクタクル/ドラマ
製作年 2001
製作国 韓国/中国
配給 GAGA Communications - HUMAX Cinema
監督 キム・ソンス
出演 チョン・ウソン、チュ・ジンモ、アン・ソンギ、チャン・ツィイー、ユー・ロングァン
【ストーリー】

その武士たちは、偶然の出会いから、敵方の姫君・芙蓉を守る使命を受けた。だがそのために元軍から追撃されるはめになり、やがて圧倒的に不利な状況に追いやられてしまう。元軍の要求はただひとつ、芙蓉姫を引き渡すことだった。拒めば、皆殺しにするという。芙蓉姫を引き渡せば戦いは終わり、無事に故郷に戻れると知りながらも、武士たちは過酷な戦いに身を投じていく。運命の鍵を握る芙蓉姫は…。


【レビュー】

なんと言うか、観終わった後非常に脱力する映画です。

韓国、中国から名だたる俳優を集め、韓国映画史上最高の製作費を投入した大スペクタクル映画とのことで、少なからず期待はしていました。しかし、前評判とは裏腹に「黒澤明の七人の侍」韓国版でした。いや、別に七人の侍をモチーフにするのは構わないのですが、ストーリー性に欠けていると思います。大筋は元から明に支配が移った中国に使節団を送る高麗、四回送った使節団は全てスパイとして断罪されますが、その中で唯一消息が判らなくなった使節団の話を元にしています。スパイ容疑で流刑に送られる途中、突如現れた元軍の残党に明軍が皆殺しにされます。砂漠に残された彼ら高麗使節団は母国に帰る途中ある砂漠の町で元軍に人質にされた明の姫を発見、彼女を救出し明に送り届けようとするところから、大逃走劇が始まるわけですが・・。

随所に織り込まれた激しい剣劇は迫力満点ですし(HEROの様な美しさではなく、手足首が飛ぶ生々しいものですが)俳優も格好良く、我がまま姫を演じさせたらもってこいのチャン・ツィイーもはまり役です。しかし何ゆえにプヨン姫を守るのか、その目的が希薄なのです。当初の目的は明に送り届けてスパイ容疑を晴らすことでした。それがただ守る事に、そして武士として勇猛に戦い武士として死ぬことに遷移してしまい、最後は宙ぶらりんになってしまっています。逆に勇猛に戦い死に行くことを軸に、姫の救出劇はその為のお膳立てと見れば、まあ納得行くような気もしますが・・。

ただ最初から最後までリアルな剣劇を見せられると結構疲れますね。


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